ボリビアのホセ・ガブリエル・エスピノザ経済相は7月13日の記者会見で、ステーブルコインUSDTを自国の法定通貨ボリビアーノ(Boliviano)および米ドルと共に国家決済システム内で流通させる案の実現可能性を政府が評価中であると述べた。Tokenpostの報道によれば、この表明は現時点で「技術審査段階」にあるにすぎず、具体的な施行細則はまだ定まっておらず、USDTに法定通貨としての地位を与えるかどうかも言及されていない。この動きは、ボリビア国内でドル供給が不足し為替変動が激化している背景の下で生じたものだ——2020年前後の仮想通貨資産に対する全面禁止から、2024年の中央銀行による限定的な解禁、そして現在の国家決済層への組み入れ評価へと、その方向性はすでに明確になっている。
編集部の見解・USDTカード利用者への意味
結論から述べる:すでに越境USDT仮想カードを保有している場合、このニュースが90日以内に利用体験を変えることはない。ボリビアで議論されているのは「自国の決済システムがUSDTを流通媒体として受け入れるか」という話であり、これは国内の清算・決済層の話だ。アジア太平洋や欧米BINのVisa/Mastercardで海外決済、SaaSサブスクリプション、越境ショッピングを行うのとは、まったく別の軌道にある。
区別すべき2種類の利用者がいる:
- ボリビア国内にいて現地でUSDTを使いたい利用者:これがこのニュースの直接的な対象者だ。しかし現時点で「USDT決済カードがボリビアの地場加盟店で使える」という実用化された製品は存在せず、当局も「評価中」の段階にすぎない。短期間でボリビア地場の発行会社が現れると期待するのは現実的ではない。
- ラテンアメリカ地域でUSDTカードを使ってドル建てサブスクリプションや越境決済を行う利用者:注視すべきはボリビアの政策ではなく、発行会社のBINカバレッジと決済拒否率だ。編集部厳選の